欧州マーケットダイジェスト・15日 株安・ポンド高・ドル安

(15日終値:16日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=161.98円(15日15時時点比▲0.22円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.85円(△0.28円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1473ドル(△0.0033ドル)
FTSE100種総合株価指数:10515.92(前営業日比▲13.47)
ドイツ株式指数(DAX):24999.53(▲147.50)
10年物英国債利回り:4.937%(▲0.040%)
10年物独国債利回り:3.122%(△0.009%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
5月ユーロ圏鉱工業生産
(前月比)   ▲0.2%     0.3%・改
(前年比)   ▲1.2%     0.4%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ポンドは全面高の展開。ポンドドルは一時1.3554ドルと5月12日以来の高値を付けたほか、ポンド円は219.49円と2008年1月以来の高値を更新した。また、ユーロポンドは0.8455ポンドと昨年6月以来の安値を更新した。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が「英次期首相に就任予定のバーナム氏は次期財務相に財政規律を重視するマフムード現内相を指名する見通し」と報じると、英財政悪化懸念が後退しポンド買いが広がった。

・ユーロドルは底堅い動き。米国とイランのホルムズ海峡をめぐる緊張が高まる中、ユーロ売り・ドル買いが先行すると、21時過ぎに一時1.1406ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、前日の6月米消費者物価指数(CPI)に続き、本日発表の同月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが優勢に。前日の高値1.1462ドルを上抜けると、3時過ぎに一時1.1477ドルまで上値を伸ばした。

・ドル円は上値が重かった。中東情勢の先行き不安がくすぶる中、19時30分前に一時162.42円と日通し高値を付けたものの、前日の高値162.48円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米インフレ指標の下振れを受けて、米利上げ観測が一段と後退すると円買い・ドル売りが優勢となり、3時過ぎに一時161.90円と日通し安値を更新した。
 もっとも、ファンダメンタルズ面では円売り圧力が依然として強く、下落のスピードは緩やかだった。ポンド円中心にクロス円が上昇した影響も受けた。

・ユーロ円は底堅い。21時過ぎに一時185.21円付近まで値を下げたものの、売り一巡後は一転買い戻しが優勢に。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると一時185.88円と日通し高値を更新した。米国株相場の上昇なども相場の支援材料。

・ロンドン株式相場は4日ぶりに小反落。中国の経済指標がさえない結果となる中、消費国の景気不安からリオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られ、相場の重しとなった。半面、バラット・デベロップメンツやインターコンチネンタル・ホテルズ・グループなど一般消費財サービスが買われ、相場を下支えした。

・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。中東情勢の先行き不安がくすぶる中、売りが優勢となった。個別ではインフィニオンテクノロジーズ(6.28%安)やBASF(2.99%安)、バイエル(2.87%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は英国債が上昇した。英財政悪化への懸念が後退し、英国債が買われた。


(中村)
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