28日香港株=上値重いか、FOMC控え様子見 米中AI対立も重荷に

 28日の香港市場は上値の重い展開か。7月末に中国共産党中央政治局会議が開かれることから政策期待は強く、米国とイランの攻撃休止に伴う原油価格の下落も相場の支えとなりそうだ。ただ、28-29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるとあって、結果を見極めようと様子見ムードが強まる可能性もある。

 一方、中国商務部は27日、米政府高官が中国の人工知能(AI)企業について、米国の先端AIモデルを「蒸留」によって利用していると指摘し、金融制裁や米商務省の輸出規制対象リスト(エンティティー・リスト)への追加を検討していると発言したことに対し、事実や法的根拠を欠く「典型的なAI覇権主義」だと強く反発した。米国が中国側の利益を実質的に損なう措置を講じた場合には、「あらゆる必要な措置」を講じて対抗する考えを示しており、AIを巡る米中の対立激化が相場の重しとなりそうだ。

 27日のNY株式相場はダウ平均が上昇した一方、ハイテク株主体のナスダック総合が下落して終了。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(00700)やアリババ集団(09988)、美団(03690)などが香港終値を上回って引けた。
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