NYマーケットダイジェスト・13日 株高・原油安・金利低下・円安

(13日終値)
ドル・円相場:1ドル=159.50円(前営業日比△0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.88円(△0.13円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1528ドル(△0.0002ドル)
ダウ工業株30種平均:53839.99ドル(△69.72ドル)
ナスダック総合株価指数:26803.03(△214.54)
10年物米国債利回り:4.64%(▲0.05%)
WTI原油先物9月限:1バレル=81.25ドル(▲2.02ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4420.4ドル(▲47.1ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
        <発表値>   <前回発表値>
7月米卸売物価指数(PPI)
(前月比)    0.0%     ▲0.1%・改
(前年比)    4.7%       5.5%
食品とエネルギーを除くコア指数
(前月比)    0.2%      0.4%・改
(前年比)    4.2%       4.7%
前週分の米新規失業保険申請件数
        20.9万件    20.0万件・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は小幅続伸。米労働省が発表した7月米卸売物価指数(PPI)が予想より弱い内容となったことやWTI原油先物相場の下落を受けて、米長期金利が大幅に低下すると全般ドル売りが先行。23時過ぎに一時159.02円と日通し安値を更新した。なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.6112%前後まで低下した。
 市場では「前日公表された7月米消費者物価指数(CPI)に続き、本日の米PPIでインフレ減速の兆しが改めて示唆され、米連邦準備理事会(FRB)による9月の利上げ観測が後退した。米短期金融市場ではFRBによる年内利上げ見送りの可能性を織り込み始めている」との声が聞かれた。
 ただ、節目の159.00円や一目均衡表雲の下限158.94円がサポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.64%台まで低下幅を縮めたことも相場の支援材料。アジア時間には「高市政権が日銀の利上げを支持している」との報道が伝わったものの、ファンダメンタルズ面では依然として円売り圧力が強いことも意識されて、5時30分過ぎには159.57円と7月31日以来の高値を更新した。

・ユーロドルはほぼ横ばい。米インフレ指標の結果や原油安を背景に米長期金利が低下するとユーロ買い・ドル売りが優勢となり、一時1.1545ドルと本日高値を付けた。ただ、米長期金利が低下幅を縮めると徐々に上値が重くなった。1時30分前には1.1524ドル付近まで下押しした。

・ユーロ円は3日ぶりに小反発。23時過ぎに一時183.56円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値183.46円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。5時30分過ぎに一時183.95円と日通し高値を付けた。ドル円の持ち直しや日米株価指数の上昇も買いを誘った。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発。7月米PPIが予想より弱い内容だったことが分かると、米早期利上げ観測が後退し株買いが広がった。WTI原油先物相場の下落も投資家心理の改善につながり、指数は一時270ドル超上昇した。ただ、決算内容が嫌気されたシスコシステムズが大幅に下落し、指数の重しになると下げに転じる場面もあった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸。半導体メモリーのサンディスクやマイクロンテクノロジーの上昇が目立った。
 なお、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は史上最高値を更新した。

・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。7月米PPIが予想より弱い内容となったことを受けて、FRBの早期利上げ観測が後退すると買いが優勢となった。WTI原油先物相場の下落も相場の支援材料。

・原油先物相場は6日ぶりに反落。昨日に続き石油需要の鈍化懸念から売りが優勢となった。ただ、「イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアの石油精製施設を攻撃した」と報じられると、原油供給への不安から下げ幅を縮小する場面も見られた。

・金先物相場は5日ぶり反落。時間外取引で一時4500ドル台に乗せて約2カ月ぶり高値を付けた後ということもあり、利益確定売りが優勢となった。弱い7月米PPIを受けて米早期利上げ期待が後退し、米長期金利が低下した場面では、金に買いが入るも一時的であった。

(中村)
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