NYマーケットダイジェスト・21日 株反発・金利上昇・ドル底堅い

(21日終値)
ドル・円相場:1ドル=158.95円(前営業日比▲0.10円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.66円(▲0.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1679ドル(△0.0001ドル)
ダウ工業株30種平均:53277.01ドル(△517.80ドル)
ナスダック総合株価指数:26180.46(△113.29)
10年物米国債利回り:4.73%(△0.03%)
WTI原油先物10月限:1バレル=87.06ドル(△0.23ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4680.6ドル(△109.2ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
8月米製造業PMI速報値
        53.2       53.9
8月米サービス部門PMI速報値
        56.8       54.6
8月米総合PMI速報値
        56.0       54.5

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は小反落。日本時間夕刻に一時158.36円と日通し安値を付けたものの、200日移動平均線158.34円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.74%台まで上昇したこともドル買いを促し、4時前に159.05円付近まで持ち直した。ただ、アジア時間に付けた日通し高値159.13円を上抜けることは出来なかった。
 引けにかけては週末を前に市場参加者が減少し、次第に値動きが細った。市場では「来週28日にワイオミング州ジャクソンホールで開かれる米カンザスシティー連銀主催のシンポジウム(ジャクソンホール会議)でのウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演待ちの雰囲気だ」との声も聞かれた。

・ユーロドルはほぼ横ばい。日本時間夕刻に一時1.1711ドルと前日の高値に面合わせしたものの、同水準を超えられず上値を抑えられると次第に弱含む展開に。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも入ると、23時30分過ぎに一時1.1669ドルと前日の安値に面合わせした。
 もっとも、同水準がサポートとして意識されると下げ渋った。結局、前日と同じレンジ(1.1669-1.1711ドル)内での値動きとなった。

・ユーロ円は小幅反落。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。NY市場では185円台半ばから後半での狭いレンジ取引に終始した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。前日に700ドル超急落した反動で買い戻しが優勢となった。米長期金利が上昇する中、利ざや拡大による収益向上が期待される金融株が買われた。ゴールドマン・サックスが3.7%超上昇し、1銘柄でダウ平均を230ドルほど押し上げた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発。スペースXやテスラが買われた。

・米国債券相場で長期ゾーンは続落。米財政赤字拡大による将来の国債増発が意識される中、この日も売りが続いた。なお、市場では「ベッセント米財務長官が近く公表するとしている財政健全化策を見極めたい」との声が聞かれた。

・原油先物相場は上昇。ベッセント米財務長官が24日に記者会見を開き、「歴史的最も厳しい制裁」を発動すると発表。内容を見極めたいとして売買が交錯した。

・金先物相場は3日続伸。節目の4600ドルを明確に上抜けたことでテクニカル的な買いが入り、終始堅調に推移した。終値ベースで5月中旬以来、約3カ月ぶりの高値を付けた。


(中村)
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