ロンドン為替見通し=ユーロドル、米長期金利上昇で下値を探る展開か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、イラン情勢緊迫化を受けた原油価格や米長期金利利回りの上昇で下値を探る展開が予想される。
昨日発表された8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比+3.3%で、7月の+2.9%から伸び率が加速していたものの、コア指数は+2.4%と7月の+2.5%から伸び率が鈍化していた。しかし、本日のWTI原油先物価格が92ドル台まで一時上昇していることで、10日の欧州中央銀行(ECB)理事会では利上げ観測が予想されている。
シュナーベル専務理事は、先日、長期間にわたってインフレ率が目標を上回り続ける可能性が高いとした上で、「さらなる金融引き締めが必要になるだろう」と述べていた。昨日は、シムカス・リトアニア中銀総裁が「9月に利上げすべきであることは明らかだ」「新たな経済予測では、利上げ経路がやや上方修正される可能性が高い」とタカ派的な見解を述べていた。本日もタカ派のウンシュ・ベルギー中銀総裁の講演が予定されていることで、発言に注目しておきたい。
ユーロ圏では、ウクライナ戦争やイラン戦争を受けたエネルギー価格の上昇と熱波による主要河川の水位低下で、供給網の混乱や輸送費上昇を通じた物価上昇懸念と、生産活動の抑制という景況感の悪化、スタグフレーション懸念が高まっている。
なお、ドイツとフランスでの右派の躍進は、政治的なリスクからユーロ売り要因となっている。一方で、防衛費増大による財政出動は、防衛関連企業を中心に景況感の改善につながっており、ユーロの下支え要因となっている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1645ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:186.02円(8/21高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1506ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:184.57円(8/20安値)
(山下)
昨日発表された8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比+3.3%で、7月の+2.9%から伸び率が加速していたものの、コア指数は+2.4%と7月の+2.5%から伸び率が鈍化していた。しかし、本日のWTI原油先物価格が92ドル台まで一時上昇していることで、10日の欧州中央銀行(ECB)理事会では利上げ観測が予想されている。
シュナーベル専務理事は、先日、長期間にわたってインフレ率が目標を上回り続ける可能性が高いとした上で、「さらなる金融引き締めが必要になるだろう」と述べていた。昨日は、シムカス・リトアニア中銀総裁が「9月に利上げすべきであることは明らかだ」「新たな経済予測では、利上げ経路がやや上方修正される可能性が高い」とタカ派的な見解を述べていた。本日もタカ派のウンシュ・ベルギー中銀総裁の講演が予定されていることで、発言に注目しておきたい。
ユーロ圏では、ウクライナ戦争やイラン戦争を受けたエネルギー価格の上昇と熱波による主要河川の水位低下で、供給網の混乱や輸送費上昇を通じた物価上昇懸念と、生産活動の抑制という景況感の悪化、スタグフレーション懸念が高まっている。
なお、ドイツとフランスでの右派の躍進は、政治的なリスクからユーロ売り要因となっている。一方で、防衛費増大による財政出動は、防衛関連企業を中心に景況感の改善につながっており、ユーロの下支え要因となっている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1645ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:186.02円(8/21高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1506ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:184.57円(8/20安値)
(山下)