ロンドン為替見通し=ポンド、英CPIで動意高まるか ユーロは原油次第
本日のロンドン為替市場でポンドドルは、序盤に発表される英国の8月インフレ指標をまずは見極める展開となる。今回の英中銀会合については、市場は政策金利の据え置きをほぼ確実視している。その一方、早期の利上げ観測は強まっており、本日の結果が市場の思惑に影響を与えるようだとポンド相場も動意が高まるだろう。ほかユーロドルは、原油相場を見定めながらの動きが続きそうだ。
前回7月の英消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%と3月以来の伸びとなり、電気・ガス料金の値上げが主因だった。本日発表の8月分は前年比3.1%へのさらなる加速が予想されており、コアCPIも2.6%で高止まりが見込まれている。
昨日発表された英雇用データでは、民間部門の賃金上昇率が前年比2.9%とわずかに持ち直したが、なお歴史的な低水準にとどまり、労働市場の緩みも続いた。もっとも、短期金融市場では11月会合での0.25%利上げが織り込まれ、12月または来年2月の追加利上げも視野に入ってきている。ベイリー総裁は市場の利上げ織り込みにやや慎重な見方を示してきただけに、今回のCPIが予想通り加速すれば、市場の織り込みとの綱引きが一段と意識されるだろう。
ユーロドルについては、15日に急騰した原油相場への警戒が続く。サウジアラビアでは親イラン武装組織フーシ派の攻撃を受けて東西パイプラインが停止したのに続き、紅海に面したヤンブー港でも原油の積み出しが停止された。加えてホルムズ海峡やバベルマンデブ海峡でタンカーの航行量が減少していることも判明し、主要な供給・輸送ルートを巡るリスクが一段と危惧された。
時間外の原油先物は調整売りが先行したものの、依然として水準は高い。エネルギー価格高騰によるインフレ上昇は免れそうになく、一方で経済活動の停滞懸念も強まる。欧州中央銀行(ECB)にとって、難しい判断が続くことになる。
ロンドン午後からは、NY午後に公表される米金融イベントを控えた様子見ムードが広がるか。ロンドン時間から一方向に大きく動くというより、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの雰囲気が強まるだろう。
想定レンジ上限
・ポンドドル、14日高値1.3541ドル
・ユーロドル、14日高値で日足一目均衡表・基準線も位置する1.1612ドル
想定レンジ下限
・ポンドドル、7月31日安値1.3400ドル
・ユーロドル、日足一目均衡表・雲下限の1.1490ドル
(小針)
前回7月の英消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%と3月以来の伸びとなり、電気・ガス料金の値上げが主因だった。本日発表の8月分は前年比3.1%へのさらなる加速が予想されており、コアCPIも2.6%で高止まりが見込まれている。
昨日発表された英雇用データでは、民間部門の賃金上昇率が前年比2.9%とわずかに持ち直したが、なお歴史的な低水準にとどまり、労働市場の緩みも続いた。もっとも、短期金融市場では11月会合での0.25%利上げが織り込まれ、12月または来年2月の追加利上げも視野に入ってきている。ベイリー総裁は市場の利上げ織り込みにやや慎重な見方を示してきただけに、今回のCPIが予想通り加速すれば、市場の織り込みとの綱引きが一段と意識されるだろう。
ユーロドルについては、15日に急騰した原油相場への警戒が続く。サウジアラビアでは親イラン武装組織フーシ派の攻撃を受けて東西パイプラインが停止したのに続き、紅海に面したヤンブー港でも原油の積み出しが停止された。加えてホルムズ海峡やバベルマンデブ海峡でタンカーの航行量が減少していることも判明し、主要な供給・輸送ルートを巡るリスクが一段と危惧された。
時間外の原油先物は調整売りが先行したものの、依然として水準は高い。エネルギー価格高騰によるインフレ上昇は免れそうになく、一方で経済活動の停滞懸念も強まる。欧州中央銀行(ECB)にとって、難しい判断が続くことになる。
ロンドン午後からは、NY午後に公表される米金融イベントを控えた様子見ムードが広がるか。ロンドン時間から一方向に大きく動くというより、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの雰囲気が強まるだろう。
想定レンジ上限
・ポンドドル、14日高値1.3541ドル
・ユーロドル、14日高値で日足一目均衡表・基準線も位置する1.1612ドル
想定レンジ下限
・ポンドドル、7月31日安値1.3400ドル
・ユーロドル、日足一目均衡表・雲下限の1.1490ドル
(小針)
