ロンドン為替見通し=ポンド、ベイリー総裁講演に注目 スイスフラン急落の余波も
本日のロンドン為替市場では、ポンドはベイリー英中銀(BOE)総裁の講演を軸にした値動きとなりそうだ。また、昨日スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が金融政策を公表した後に急落したスイスフランの動向にも注目したい。ユーロは対ポンド・対スイスフランで振らされる場面もありそうだが、対ドルでは結局のところ米長期金利の動向がなお支配的な材料となる。
前日24日には、BOEのブリーデン副総裁が「利上げで対応することが次第に適切になっている」と発言し、ベイリー総裁に近いロンバルデリ副総裁も「エネルギー高が続けば利上げの必要性が高まる」との見方を示した。両者とも9月会合では据え置きに投票している。一方、ハト派として知られるディングラ委員は冬場のデータを見極めたいと慎重な姿勢を崩していない。金利先物市場ではすでに、来年春までに0.25%の利上げが3回織り込まれつつあり、本日のベイリー総裁がこの流れにどこまで歩調を合わせるかが焦点となる。
昨日のSNB会合そのものは政策金利0.00%据え置きと想定通りだったが、声明文から「為替市場への介入意欲を強めている」との文言が削除され、フラン急落の引き金となった。6月時点ではフラン高を抑える姿勢を明確にしていたSNBだが、その後フランが下落に転じ、警戒の方向性が変化した。今回はむしろ、フラン安が中期的なインフレ見通しを押し上げる要因になったとSNB自身が言及している。もっとも、シュレーゲル総裁は会合後もなお為替介入の用意があると述べ、フラン安を積極的に容認する方針へ転換したわけではない。
対ドルで支配的な米長期金利については、タカ派色を強めているFRB高官の発言に後押しされている。23日にはウィリアムズNY連銀総裁が「インフレは依然として課題であり、まだ成すべき多くの仕事が残されている」と述べた。ハマック・クリーブランド連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁もインフレの上振れリスクや持続性に言及。本日はウィリアムズ総裁がオックスフォード大学主催パネル討議に参加し、同様のトーンが続くかが注目される。
想定レンジ上限
・ユーロポンド、200日移動平均線0.8639ポンド
・ユーロスイスフラン、21日高値0.9482フラン
想定レンジ下限
・ユーロポンド、22日安値0.8569ポンド
・ユーロスイスフラン、24日安値0.9373フラン
(小針)
前日24日には、BOEのブリーデン副総裁が「利上げで対応することが次第に適切になっている」と発言し、ベイリー総裁に近いロンバルデリ副総裁も「エネルギー高が続けば利上げの必要性が高まる」との見方を示した。両者とも9月会合では据え置きに投票している。一方、ハト派として知られるディングラ委員は冬場のデータを見極めたいと慎重な姿勢を崩していない。金利先物市場ではすでに、来年春までに0.25%の利上げが3回織り込まれつつあり、本日のベイリー総裁がこの流れにどこまで歩調を合わせるかが焦点となる。
昨日のSNB会合そのものは政策金利0.00%据え置きと想定通りだったが、声明文から「為替市場への介入意欲を強めている」との文言が削除され、フラン急落の引き金となった。6月時点ではフラン高を抑える姿勢を明確にしていたSNBだが、その後フランが下落に転じ、警戒の方向性が変化した。今回はむしろ、フラン安が中期的なインフレ見通しを押し上げる要因になったとSNB自身が言及している。もっとも、シュレーゲル総裁は会合後もなお為替介入の用意があると述べ、フラン安を積極的に容認する方針へ転換したわけではない。
対ドルで支配的な米長期金利については、タカ派色を強めているFRB高官の発言に後押しされている。23日にはウィリアムズNY連銀総裁が「インフレは依然として課題であり、まだ成すべき多くの仕事が残されている」と述べた。ハマック・クリーブランド連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁もインフレの上振れリスクや持続性に言及。本日はウィリアムズ総裁がオックスフォード大学主催パネル討議に参加し、同様のトーンが続くかが注目される。
想定レンジ上限
・ユーロポンド、200日移動平均線0.8639ポンド
・ユーロスイスフラン、21日高値0.9482フラン
想定レンジ下限
・ユーロポンド、22日安値0.8569ポンド
・ユーロスイスフラン、24日安値0.9373フラン
(小針)
