ニューヨーク外国為替市場概況・2日 ドル円、3日ぶり反落

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反落。終値は157.85円と前営業日NY終値(158.09円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。米労働省が発表した9月米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比2.9万人増と予想の8.8万人増を下回ったほか、失業率は4.2%と予想の4.1%より弱い内容となった。また、平均時給は前月比0.1%上昇/前年比3.0%上昇と予想の前月比0.3%上昇/前年比3.1%上昇を下回った。米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退すると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。21時30分過ぎに一時156.95円と日通し安値を付けた。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利が上昇に転じたことで全般ドル買い戻しが進むと、157.92円付近まで持ち直した。
 なお、米長期金利の指標とされる米10年債利回りは米雇用統計の結果を受けて一時5.15%台まで低下したものの、すぐに切り返し5.29%台まで上昇した。

 ユーロドルは5日ぶりに小反発。終値は1.1255ドルと前営業日NY終値(1.1244ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。仏財政再建へ向けた道筋が見通せない中、同国の財政悪化懸念から独仏利回り格差が2011年の欧州債務危機以来の水準まで拡大すると、ユーロ売り・ドル買いが先行。21時30分前に一時1.1221ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、そのあとは低調な米雇用統計をきっかけに買い戻しが優勢に。マクロン仏大統領が「主要7カ国(G7)は最大1億バレルの原油とディーゼル燃料の備蓄放出を決定した」ことを明らかにすると、原油先物相場が大幅に下落。ユーロを買い戻す動きが広がった。23時過ぎには一時1.1285ドルと日通し高値を更新した。
 もっとも、米長期金利が上昇に転じたほか、原油先物相場が急速に下げ渋るとユーロドルの上値は再び重くなった。

 ユーロ円は小幅ながら6日続落。終値は177.66円と前営業日NY終値(177.75円)と比べて9銭程度のユーロ安水準。21時30分過ぎには176.62円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、177.85円付近まで戻した。ドル円につれた動きとなった。

本日の参考レンジ
ドル円:156.95円 - 158.22円
ユーロドル:1.1221ドル - 1.1285ドル
ユーロ円:176.62円 - 177.91円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。