ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、小反発

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小反発。終値は157.91円と前営業日NY終値(157.85円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は9月会合で基本ポートフォリオ検証の議論はしなかった」との一部報道を受けて円売り・ドル買いが先行。22時過ぎに一時158.30円と日通し高値を更新した。
 ただ、200日移動平均線が位置する158.51円がレジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。一時5.3472%前後と2002年以来24年ぶりの高水準を記録した米10年債利回りが5.30%台まで上昇幅を縮めたことも相場の重し。

 ユーロドルは反落。終値は1.1223ドルと前営業日NY終値(1.1255ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ安水準だった。フランスの財政悪化懸念に加え、スペインの政治不安を背景に、アジア市場では一時1.1161ドルと昨年5月以来の安値を付けた。
 ただ、欧州勢参入後は急ピッチで下げた反動でショートカバーが優勢となり、1.1221ドル付近まで下げ渋った。NY市場に入ると米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て1.1187ドル付近まで下押ししたものの、引けにかけては1.1225ドル付近まで切り返した。

 ユーロ円は7日続落。終値は177.22円と前営業日NY終値(177.66円)と比べて44銭程度のユーロ安水準。フランスやスペインの政治・財政不安を背景に、アジア市場では一時176.22円と昨年11月5日以来の安値を付けたが、そのあとはユーロドルと同様にショートカバーが優勢となった。GPIFの基本ポートフォリオ絡みの報道を受けて全般円売りが強まると、22時過ぎに177.44円付近まで下げ渋った。

本日の参考レンジ
ドル円:157.44円 - 158.30円
ユーロドル:1.1161ドル - 1.1261ドル
ユーロ円:176.22円 - 178.03円

(中村)
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