ユーロドル、下値は年初来安値の攻防に注目 下サイドの備えは不十分か

 ユーロドルは昨日1.1172ドルまで弱含んだが、5日につけた年初来安値の1.1161ドルを下抜けられず、その後は1.12ドル台を回復した。オーダーを見ても、昨日安値の1.1170ドルには買いがあり、年初来安値の下となる1.1160ドルにも買いが並ぶ。ただ、年初来安値を下抜ければストップロスを巻き込む可能性がある。今後、再び下値を試す展開となった場合には、買いオーダーの規模が変化する可能性には注意したい。

 また、下値で警戒したいのは、1.1000ドル手前まで大口のオプション設定があまり見られないことだ。市場では大幅な下落への備えが十分でない可能性があり、フランスの財政問題など欧州圏からネガティブなニュースが再び伝われば、下げが加速するリスクは否定できない。
 
 一方、上値では1.12ドル台に目立った売りオーダーはあまり見られない。ただ、1.12ドル半ばには本日カットのオプションが設定されているため、オプションに絡んだ売りが出てくる可能性もあり、上値を試す場面では同水準での攻防に注目したい。

(松井)
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