欧州マーケットダイジェスト・29日 株高・金利低下・ユーロ底堅い
(29日終値:30日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.90円(29日15時時点比△0.07円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=176.36円(△0.59円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1169ドル(△0.0032ドル)
FTSE100種総合株価指数:10722.07(前営業日比△27.57)
ドイツ株式指数(DAX):26039.68(△335.66)
10年物英国債利回り:5.294%(▲0.027%)
10年物独国債利回り:3.355%(▲0.016%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
9月英消費者信用残高
19億ポンド 27億ポンド・改
9月英マネーサプライM4
(前月比) 0.1% 0.4%
(前年比) 3.9% 4.5%・改
10月ユーロ圏消費者信頼感指数
(確定値) ▲17.9 ▲17.9
10月ユーロ圏経済信頼感指数
96.9 97.5・改
欧州中央銀行(ECB)、政策金利
2.65%で据え置き 2.65%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは下値が堅かった。欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果公表を控えて様子見ムードが強く、しばらくはイベント前の持ち高調整の動きに終始した。ただ、独長期金利の低下をきっかけに全般ユーロ売りが先行すると、22時過ぎに一時1.1105ドルと年初来安値を更新した。
もっとも、節目の1.1100ドルに観測されているオプション絡みの買いにサポートされると一転上昇した。0時30分前には一時1.1174ドルと日通し高値を付けた。市場では「ECBの政策が依然として利上げに向かっているとの観測がユーロ買いを誘った」との声が聞かれた。
ECBはこの日、市場予想通り政策金利を2.65%で据え置くことを決めたと発表。声明では「今後も、データに基づき、会合ごとに適切な金融政策スタンスを決定していく」「理事会は特定の金利経路を事前にコミットしていない」と表明した。
また、ラガルドECB総裁は定例理事会後の記者会見で「インフレ見通しに対するリスクは上振れ方向にある」「成長見通しに対するリスクは下振れ方向にある」と述べた一方、「今のところ賃金には目立った反応がみられず、基調的なインフレ率についてはおおむね安定している」と言及した。前回の9月理事会以降、金融環境が引き締まっており、インフレや経済成長を抑制する要因になるとの認識も示した。
なお、来年10月末の任期満了を待たずに退任する考えを示していたラガルドECB総裁は「来年2月7日付で退任する」と発表した。
・ドル円は上値が重かった。欧州勢参入後は円安・ドル高が進行。ユーロドルの下落をきっかけに対円でもドル買いが強まると一時158.13円と日通し高値を付けた。ただ、前日の高値158.35円が目先レジスタンスとして働くと失速した。ユーロドルの持ち直しに伴う円買い・ドル売りが入ったほか、米長期金利の低下が相場の重しとなり一時157.71円付近まで下押しした。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値157.61円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。
・ユーロ円は持ち直した。22時30分過ぎに一時175.45円と本日安値を付けたものの、前日の安値175.41円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。2時30分過ぎには176.41円と本日高値を付けた。ユーロドルにつれた動きとなった。
・ロンドン株式相場は続伸。続伸して始まったものの、買い一巡後は徐々に方向感が乏しくなった。ロールス・ロイス・ホールディングスやBAEシステムズなど資本財サービス株が買われたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値上がりした。半面、リオ・ティントやグレンコアなど素材株が売られ、相場の重しとなった。
・フランクフルト株式相場は4日続伸。市場の予想通りとなったECBの金利据え置きと、主要企業の好調な決算が好感されて買いが優勢となった。個別ではアディダス(5.76%高)やバイエル(4.19%高)、ドイツ銀行(3.78%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。原油安や米債高を背景に独国債に買いが入った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.90円(29日15時時点比△0.07円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=176.36円(△0.59円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1169ドル(△0.0032ドル)
FTSE100種総合株価指数:10722.07(前営業日比△27.57)
ドイツ株式指数(DAX):26039.68(△335.66)
10年物英国債利回り:5.294%(▲0.027%)
10年物独国債利回り:3.355%(▲0.016%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
9月英消費者信用残高
19億ポンド 27億ポンド・改
9月英マネーサプライM4
(前月比) 0.1% 0.4%
(前年比) 3.9% 4.5%・改
10月ユーロ圏消費者信頼感指数
(確定値) ▲17.9 ▲17.9
10月ユーロ圏経済信頼感指数
96.9 97.5・改
欧州中央銀行(ECB)、政策金利
2.65%で据え置き 2.65%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは下値が堅かった。欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果公表を控えて様子見ムードが強く、しばらくはイベント前の持ち高調整の動きに終始した。ただ、独長期金利の低下をきっかけに全般ユーロ売りが先行すると、22時過ぎに一時1.1105ドルと年初来安値を更新した。
もっとも、節目の1.1100ドルに観測されているオプション絡みの買いにサポートされると一転上昇した。0時30分前には一時1.1174ドルと日通し高値を付けた。市場では「ECBの政策が依然として利上げに向かっているとの観測がユーロ買いを誘った」との声が聞かれた。
ECBはこの日、市場予想通り政策金利を2.65%で据え置くことを決めたと発表。声明では「今後も、データに基づき、会合ごとに適切な金融政策スタンスを決定していく」「理事会は特定の金利経路を事前にコミットしていない」と表明した。
また、ラガルドECB総裁は定例理事会後の記者会見で「インフレ見通しに対するリスクは上振れ方向にある」「成長見通しに対するリスクは下振れ方向にある」と述べた一方、「今のところ賃金には目立った反応がみられず、基調的なインフレ率についてはおおむね安定している」と言及した。前回の9月理事会以降、金融環境が引き締まっており、インフレや経済成長を抑制する要因になるとの認識も示した。
なお、来年10月末の任期満了を待たずに退任する考えを示していたラガルドECB総裁は「来年2月7日付で退任する」と発表した。
・ドル円は上値が重かった。欧州勢参入後は円安・ドル高が進行。ユーロドルの下落をきっかけに対円でもドル買いが強まると一時158.13円と日通し高値を付けた。ただ、前日の高値158.35円が目先レジスタンスとして働くと失速した。ユーロドルの持ち直しに伴う円買い・ドル売りが入ったほか、米長期金利の低下が相場の重しとなり一時157.71円付近まで下押しした。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値157.61円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。
・ユーロ円は持ち直した。22時30分過ぎに一時175.45円と本日安値を付けたものの、前日の安値175.41円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。2時30分過ぎには176.41円と本日高値を付けた。ユーロドルにつれた動きとなった。
・ロンドン株式相場は続伸。続伸して始まったものの、買い一巡後は徐々に方向感が乏しくなった。ロールス・ロイス・ホールディングスやBAEシステムズなど資本財サービス株が買われたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値上がりした。半面、リオ・ティントやグレンコアなど素材株が売られ、相場の重しとなった。
・フランクフルト株式相場は4日続伸。市場の予想通りとなったECBの金利据え置きと、主要企業の好調な決算が好感されて買いが優勢となった。個別ではアディダス(5.76%高)やバイエル(4.19%高)、ドイツ銀行(3.78%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。原油安や米債高を背景に独国債に買いが入った。
(中村)
