欧州マーケットダイジェスト・21日 株高・金利低下・円安

(21日終値:22日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=151.92円(21日15時時点比△0.40円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=176.29円(△0.15円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1604ドル(▲0.0021ドル)
FTSE100種総合株価指数:9426.99(前営業日比△23.42)
ドイツ株式指数(DAX):24330.03(△71.23)
10年物英国債利回り:4.478%(▲0.027%)
10年物独国債利回り:2.552%(▲0.025%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。積極財政や金融緩和を志向するとされる高市早苗氏が新首相に就任したことを受けて、欧州勢が円売りで参入すると、22時前に一時152.17円と日通し高値を付けた。22時の高市新首相の記者会見などへの期待感も相場を下支えした。
 ただ、会見が始まると徐々に上値が重くなった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.94%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時151.46円付近まで下押しした。
 もっとも、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて全般ドル買いが進むと151.97円付近まで持ち直している。
 なお高市首相はこの日、就任後初の記者会見に臨み、「初閣議で経済対策の策定を指示する、物価高対策講じる」「金融政策の手法は日銀に委ねられる、コミュニケーションは良くしてゆきたい」「政府・日銀のアコード、今の段階で直ちに見直すことは考えていない」などと述べた。

・ユーロドルはじり安。米政府機関の一部閉鎖が近く終了するとの観測が出るなど、米景気に悪影響を及ぼしうる材料が足もとで後退する中、ユーロ売り・ドル買いがじわりと強まった。ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いのフローが観測されると一時1.1598ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入ったため、一本調子で下落する展開にはならなかった。

・ユーロ円は強含み。欧州勢参入後に全般円売りが優勢になると、22時前に一時176.62円と日通し高値を付けた。そのあとは175.85円付近まで下押ししたものの、売り一巡後は176.44円付近まで持ち直した。ドル円につれた動きとなった。

・ロンドン株式相場は続伸。前日の米国株や本日のアジア株の上昇を受けて、投資家心理が改善すると英株にも買いが入った。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が買われたほか、HSBCホールディングスやバークレイズなど金融株が値上がりした。

・フランクフルト株式相場は続伸。前日の米国株や本日の日本株の上昇を受けて欧州株にも買いが入った。個別ではMTUエアロ・エンジンズ(4.96%高)やインフィニオン・テクノロジーズ(3.34%高)、エアバス(1.77%高)などの上昇が目立った。
 なお、フランスの代表的な株価指数CAC40は史上最高値を更新した。

・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。

(中村)
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