欧州マーケットダイジェスト・17日 株安・金利低下・円安

(17日終値:18日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=155.16円(17日15時時点比△0.48円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=179.88円(△0.44円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1594ドル(▲0.0006ドル)
FTSE100種総合株価指数:9675.43(前営業日比▲22.94)
ドイツ株式指数(DAX):23590.52(▲286.03)
10年物英国債利回り:4.535%(▲0.039%)
10年物独国債利回り:2.712%(▲0.008%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
7-9月期スイス鉱工業生産
(前年同期比)  2.4%     2.1%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。高市政権の拡張的な財政政策が意識されて全般円売りが優勢となった。NY市場では、米利下げ観測の後退や11月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が18.7と予想の7.6を上回ったことなどを手掛かりにドル買いも活発化。12日高値155.04円を上抜けると目先のストップロスを誘発し、一時155.30円と2月4日以来の高値を付けた。
 なお、ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長は「政策金利が中立金利に近づくにつれ、慎重に進める必要がある」「12月10日の会合までにどの程度のデータが揃うかは依然不明」「現行政策は依然としてやや引き締め的」「関税効果は一時的と見られ、インフレの上方リスクはやや低下した可能性」などと述べたと伝わった。

・ユーロドルは下げ渋り。米利下げ観測の後退や米経済指標の上振れを受けてユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.1582ドルと日通し安値を更新した。ただ、13日の安値1.1579ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。ユーロ円の上昇につれた買いも相場を下支えし、1時30分過ぎには1.1602ドル付近まで下値を切り上げた。

・ユーロ円はしっかり。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、しばらくは大きな方向感が出なかった。ただ、日銀の早期利上げ観測の後退や日本の財政悪化懸念から円売りが優勢になると、節目の180.00円を上抜けて一時180.02円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。

・ロンドン株式相場は3日続落。米利下げ観測の後退や英財政不安を受けてリスク回避の売りが優勢となった。ロールス・ロイス・ホールディングスやBAEシステムズなど資本財サービス株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。

・フランクフルト株式相場は3日続落。米利下げ観測の後退や英政治・財政への懸念から欧州株全般に売りが出た。個別ではシーメンス・ヘルシニアーズ(4.76%安)やザランド(3.36%安)、ドイツ銀行(3.31%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は上昇。株安を受けた。

(中村)
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