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ニューヨーク外国為替市場概況・31日 ドル円、続落

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は158.72円と前営業日NY終値(159.71円)と比べて99銭程度のドル安水準だった。アジア時間に伝わった「トランプ米大統領は側近らに対し、ホルムズ海峡の大部分が封鎖されたままでも、イランに対する米軍の軍事作戦を終了させる意向を示した」との報道を受けて、米国とイランの紛争終結期待が高まった。足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きがNY市場でも進んだ。月末・期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円買いのフローが観測されると、前日の安値159.33円を下抜けて一時158.90円まで値を下げた。
 フィキシング通過後は159円台前半まで下げ渋る場面もあったが、「ペゼシュキアン・イラン大統領は『保証があれば戦争を終わらせる準備ができている』との考えを示した」との報道をきっかけに、原油安・株高・ドル安の様相が強まると、158.66円まで下げ幅を広げた。市場では「米政権が想定している4-6週間というタイムラインを超えて紛争を長期化させない」との観測が広がっている。

 ユーロドルは6営業日ぶりに反発。終値は1.1553ドルと前営業日NY終値(1.1465ドル)と比べて0.0088ドル程度のユーロ高水準だった。トランプ米大統領の発言を受けて、中東紛争の長期化懸念が後退すると、原油安・株高・ドル安が進んだ。「ペゼシュキアン・イラン大統領は米国・イスラエルとの交戦について早期終結に前向きな姿勢を示した」との報道が伝わると、WTI原油先物価格が1バレル=99.62ドル前後まで急落し、ダウ平均が1100ドル超上昇。為替市場ではドル売りが加速した。5時過ぎには一時1.1563ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.81まで低下した。

 ユーロ円は反発。終値は183.38円と前営業日NY終値(183.10円)と比べて28銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれた売りが出たものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると一時183.65円と日通し高値を更新した。ロンドン・フィキシングに絡んだ円買いのフローが観測されると一時183.08円付近まで下げたものの、下押しは限定的だった。

本日の参考レンジ
ドル円:158.66円 - 159.97円
ユーロドル:1.1448ドル - 1.1563ドル
ユーロ円:182.83円 - 183.65円


(中村)
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