欧州マーケットダイジェスト・1日 原油安・株小幅安・金利低下・ドル下げ渋り

(1日終値:2日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=156.92円(1日15時時点比▲0.36円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.15円(▲0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1733ドル(△0.0010ドル)
FTSE100種総合株価指数:10363.93(前営業日比▲14.89)
ドイツ株式指数(DAX):休場
10年物英国債利回り:4.964%(▲0.048%)
10年物独国債利回り:休場

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
4月英ネーションワイド住宅価格
(前月比)   0.4%        0.9%
3月スイス小売売上高
(前年同月比) 0.5%      0.4%・改
3月英消費者信用残高
       19億ポンド   20億ポンド・改
3月英マネーサプライM4
(前月比)   0.8%      0.7%・改
(前年比)   4.3%      3.5%・改
4月英製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
          53.7         53.6

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。「イランは仲介役を務めるパキスタンに対し新たな提案を提出」との報道を受けて「有事のドル買い」を巻き戻す動きが先行。アラグチ・イラン外相が「イランの戦争終結に向けた姿勢について各国外相に説明」との見解を示すと、原油先物相場が急落し、米長期金利が低下。全般ドル売りが加速した。4月米ISM製造業景況指数が52.7と予想の53.2を下回ったこともドル売りを促し、一時1.1785ドルと日通し高値を更新した。
 なお、WTI原油先物価格は一時1バレル=99.30ドル前後まで下落したほか、米長期金利の指標とされる米10年債利回りは4.34%台まで低下した。
 ただ、買い一巡後は上値が重くなった。トランプ米大統領が「イランからの最新の提案には満足していない」「合意できるかどうかもわからない」と述べたことで、WTI原油先物が102ドル台半ばまで下げ幅を縮めると、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢に。トランプ米大統領がEUの自動車・トラック関税を25%に引き上げる方針を示したことも相場の重しとなり、1.1728ドル付近まで押し戻された。

・ドル円は下げ渋り。アジア時間に一時155.50円まで売り込まれた反動が出たあとは156円台半ばでのもみ合いがしばらく続いた。NYの取引時間帯に入り、WTI原油先物の下落や米長期金利の低下、米経済指標の下振れを受けて156.35円付近まで下押しする場面もあったが、米長期金利が上昇に転じるとじりじりと下値を切り上げた。トランプ米大統領の発言が伝わると、157.04円付近まで値を戻した。

・ユーロ円は下値が堅かった。アジア時間に一時182.64円まで売り込まれたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると184.46円付近まで持ち直した。

・ロンドン株式相場は小反落。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉の行方に関心が集まる中、3連休を前にポジション調整目的の売りが出た。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が売られたほか、原油安を背景にBPやシェルなどエネルギー株が値下がりした。

・フランクフルト株式相場はレーバーデーのため休場となった。

・欧州債券相場は上昇。原油安を受けた。


(中村)
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