欧州マーケットダイジェスト・7日 独株最高値・金利低下・ドル下げ渋り

(7日終値:8日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.48円(7日15時時点比▲0.85円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.07円(▲0.35円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1561ドル(△0.0039ドル)
FTSE100種総合株価指数:10901.09(前営業日比△33.20)
ドイツ株式指数(DAX):26319.45(△179.32)
10年物英国債利回り:4.921%(▲0.017%)
10年物独国債利回り:3.132%(▲0.008%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
6月独鉱工業生産
(前月比)    0.2%     0.7%・改
(前年比)   ▲0.1%     0.0%
6月独貿易収支
    154億ユーロの黒字 193億ユーロの黒字・改
6月仏貿易収支
   58.47億ユーロの赤字 77.29億ユーロの赤字・改
6月仏経常収支
     14億ユーロの赤字 12億ユーロの赤字・改
7月スイスSECO消費者信頼感指数
        ▲34.8      ▲35.8

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。米重要指標の発表を控えて、しばらくは158円台半ばでのもみ合いが続いていた。ただ、NYの取引時間帯に入り、米労働省が発表した7月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比2.3万人減と予想の8.0万人増に反して減少し、過去2カ月分の数値が下方修正されたことが分かると全般売りが活発化。平均時給が予想を下回ったことも相場の重しとなり、一時156.68円まで急落した。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利が低下幅を縮めたことなどが相場を下支えし、24時過ぎには157.99円付近まで持ち直した。市場では「円安の背景にあった要因に変化はなく、今後も円安・ドル高が緩やかに進んでいくだろう」との声が聞かれる中、押し目買いなども入ったようだ。
 もっとも、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングを通過すると徐々に上値が重くなった。日米通貨当局による追加の円買い介入も警戒され、1時30分前には157.31円付近まで下押しした。

・ユーロドルは上昇。米雇用統計の発表を控える中、1.15ドル台前半でのもみ合いが続いていたが、米雇用統計の下振れをきっかけに全般ドル売りが優勢になると一時1.1581ドルと6月17日以来約1カ月半ぶりの高値を付けた。
 ただ、買い一巡後は徐々に上値を切り下げる展開に。米長期金利が低下幅を縮小したことなどが相場の重しとなった。

・ユーロ円はドル円につれた動き。米雇用発表前に一時182.69円まで買われたものの、指標発表直後に181.33円まで急落した。24時過ぎには182.50円付近まで持ち直す場面もあったが、1時30分前には181.90円付近まで押し戻された。

・ロンドン株式相場は反発。米雇用統計の結果を受けて米国株相場が上昇すると、英株にも買いが波及した。HSBCホールディングスやバークレイズなど金融株が買われ、相場を下支えした一方、BPやシェルなどエネルギー株が売られ、相場の上値を抑えた。

・フランクフルト株式相場は続伸し、史上最高値を更新した。米雇用統計の結果を受けて米国株相場が上昇すると、独株にも買いが波及した。個別ではSAP(4.08%高)やスカウト24(3.62%高)、インフィニオンテクノロジーズ(2.92%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。

(中村)
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