NYマーケットダイジェスト・8日 株安・円方向感ない

(8日終値)
ドル・円相場:1ドル=153.98円(前営業日比▲0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=178.96円(▲0.44円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1624ドル(△0.0001ドル)
ダウ工業株30種平均:52786.07ドル(▲628.18ドル)
ナスダック総合株価指数:26421.41(▲85.58)
10年物米国債利回り:4.39%(△0.01%)
WTI原油先物10月限:1バレル=93.03ドル(▲1.55ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4439.0ドル(▲37.6ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)<発表値>   <前回発表値>
7月米消費者信用残高
        +180.6億ドル   +145.6億ドル・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は4日続落。GPIFによる基本ポートフォリオ変更に対する過度な警戒感が後退したほか、日銀の大幅利上げへの思惑も和らいだことで欧州市場では買い戻しが強まり、20時過ぎには154.42円と本日高値を付けた。
 ただ、NY市場では154円挟みの動きとなった。薄商いとなる4時前のNY終盤には154円台前半から153.46円付近まで急落したが、すぐに持ち直すなど売りは一時的だった。米10年債利回りも4.76%から4.81%の間で上下する程度で大きな方向感は出なかった。

・ユーロドルはほぼ横ばい。NY序盤に1.1608ドルと日通し安値を更新したが、昨日安値の1.1607ドルを前に下値の堅さを確認すると1.1634ドル付近まで切り返した。一方で、アジア時間に付けた高値1.1636ドルには届かず。1日を通しての値幅は28pips程度と狭かった。

・ユーロ円は4日続落。欧州市場でのドル円の買い戻しやユーロドルが買い戻されたことも支えに底堅さを維持し、一時179.48円まで上昇する場面があった。その後はドル円が一時急落すると178.40円台まで急失速したが、下値は限られた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアのエネルギー施設などを攻撃したとの報道が伝わるなど、中東情勢が悪化。原油先物価格の上昇が投資家心理の悪化につながり、売りが優勢となった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指も続落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは続落。原油先物価格の上昇でインフレ懸念が高まり、債券売りが強まった。一方、今週発表される米物価指標を前に下値も限られた。

・原油先物相場は6日続伸。週末も中東情勢が混迷していたのに加え、8日にはサウジアラビア南部のエネルギー施設をイエメンの親イラン武装組織フーシ派が攻撃し、火災が発生したことも買いをさらに促した。これを受け、一時6月上旬以来となる94ドル後半まで上げ幅を広げた。ただ、連日上昇していることもあり、利食い売りが入ったことで上値は抑えられた。

・金先物相場は続落。米長期金利が前日比で低下したことを背景に、利息のつかない金先物に買いが集まる場面もあった。しかしながら、徐々に米長期金利が上昇したことや、G20後に下げ幅を広げていたドル円に買い戻しが入ったこともあり、上値が抑えられる展開になり小幅ながら続落して引けた。週後半には米国のインフレ指標などの発表が控えていることもあり、積極的にリスクをとるような動きにはならなかった。


(越後)
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