欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 10日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では154.36円と20時時点(154.07円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。米8月卸売物価指数(PPI)が前年比+5.4%と予想+5.3%を上回り、7月分も速報値+4.7%から+4.8%へ上方修正されたことで、米長期金利が上昇。それを受け、ドル円も一時154.67円まで上値を伸ばした。もっとも一巡後は売りに押され、154.20円台まで上値を切り下げている。
 米10年債利回りは4.91%台まで上昇し、米30年債利回りは2007年6月以来となる5.34%まで上昇した。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.1604ドルと20時時点(1.1627ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。予想を上回った米8月PPIを受けて、一時1.1592ドルまで下値を広げた。
 欧州中央銀行(ECB)は、予想通りに0.25%の利上げを決定した。声明ではインフレの上方リスクに言及し、向こう2年間のインフレ見通しも引き上げた。ラガルドECB総裁は定例会見で、「4-6月期に経済は底堅さを示し、7-9月期も継続する見通し」「短期の成長見通しは改善」などと述べている。

 ユーロ円は伸び悩み。22時時点では179.12円と20時時点(179.15円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇に連れて一時179.48円まで上値を伸ばした。しかしながらその後、ドル円の上昇幅を縮小を受けて179円割れまで水準を落とした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.29円 - 154.67円
ユーロドル:1.1592ドル - 1.1642ドル
ユーロ円:178.42円 - 179.48円


(山下)
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