欧州マーケットダイジェスト・14日 株まちまち・金利上昇・ドル伸び悩み
(14日終値:15日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=154.40円(14日15時時点比△0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=178.42円(△0.22円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1556ドル(▲0.0014ドル)
FTSE100種総合株価指数:10697.57(前営業日比△47.13)
ドイツ株式指数(DAX):25440.81(▲127.75)
10年物英国債利回り:5.367%(△0.024%)
10年物独国債利回り:3.518%(△0.014%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月スイス生産者輸入価格
(前月比) 0.7% ▲0.1%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は伸び悩み。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が9割超織り込まれる中、全般ドル買いが先行した。WTI原油先物価格が一時1バレル=104ドル台後半まで急伸したことや、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時5.0121%前後と2023年10月以来の高水準を付けたこともドル買いを促した。目先のストップロスを散発的に巻き込むと、23時前に一時155.00円と7日以来の高値を更新した。
ただ、WTI原油先物相場が失速し、米長期金利が低下に転じるとドル円は上値が重くなった。市場では「目先は急落の引き金となったレベルである5月6日の安値155.04円や3日と4日の安値155.30円がレジスタンスとして意識されている」との声も聞かれ、2時前に154.27円付近まで下押しした。
なお、トランプ米大統領は自身のSNSで「人工知能(AI)に必要な唯一の規制は強く賢い大統領だ」と投稿し、AI開発の減速の必要性を訴えたアンソロピックのアモデイ最高経営責任者(CEO)を批判した。また、「ウクライナはロシアのエネルギー関連施設を攻撃しないことで合意」「ロシアも同様の措置をとることで合意」と明らかにしたほか、イランに関しては「イランは取引を望んでいる、迅速に、そして切実に」「米国は交渉の余地を残している」との見解を示した。
・ユーロドルは下値が堅かった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると、23時前に一時1.1523ドルと8月13日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。ただ、米長期金利が低下に転じると買い戻しが優勢となり、2時前に1.1563ドル付近まで持ち直した。
なお、シムカス・リトアニア中銀総裁は「どの会合においても政策対応の可能性を排除することはできない」と述べたほか、カジミール・スロバキア中銀総裁は「次回の政策決定に向けてあらゆる選択肢を検討するが、必要であれば躊躇なく行動を起こす」「インフレのリスクは明らかに上振れ方向に傾いている」などと発言した。
・ユーロ円はドル円につれた動き。22時30分過ぎに一時178.67円まで値を上げたものの、1時過ぎには178.25円まで伸び悩んだ。
・ロンドン株式相場は続伸。原油先物相場の上昇を受けて、BPやシェルなどエネルギー株が買われ、相場の押し上げ要因となった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株も値上がりした。半面、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られ、相場の重しとなった。
・フランクフルト株式相場は反落。AI脅威論を背景に日本や韓国の株式相場が下落すると、独株にも売りが先行。時間外のダウ先物の下落も相場の重しとなった。個別ではホッホティーフ(9.37%安)やシーメンス・エナジー(8.04%安)、インフィニオンテクノロジーズ(7.72%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。英中銀(BOE)や欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測を背景に欧州債に売りが出た。英10年債利回りは一時5.434%前後と2007年7月以来の高水準を付けたほか、独10年債利回りは一時3.555%前後と09年6月以来の高水準を記録した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=154.40円(14日15時時点比△0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=178.42円(△0.22円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1556ドル(▲0.0014ドル)
FTSE100種総合株価指数:10697.57(前営業日比△47.13)
ドイツ株式指数(DAX):25440.81(▲127.75)
10年物英国債利回り:5.367%(△0.024%)
10年物独国債利回り:3.518%(△0.014%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月スイス生産者輸入価格
(前月比) 0.7% ▲0.1%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は伸び悩み。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が9割超織り込まれる中、全般ドル買いが先行した。WTI原油先物価格が一時1バレル=104ドル台後半まで急伸したことや、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時5.0121%前後と2023年10月以来の高水準を付けたこともドル買いを促した。目先のストップロスを散発的に巻き込むと、23時前に一時155.00円と7日以来の高値を更新した。
ただ、WTI原油先物相場が失速し、米長期金利が低下に転じるとドル円は上値が重くなった。市場では「目先は急落の引き金となったレベルである5月6日の安値155.04円や3日と4日の安値155.30円がレジスタンスとして意識されている」との声も聞かれ、2時前に154.27円付近まで下押しした。
なお、トランプ米大統領は自身のSNSで「人工知能(AI)に必要な唯一の規制は強く賢い大統領だ」と投稿し、AI開発の減速の必要性を訴えたアンソロピックのアモデイ最高経営責任者(CEO)を批判した。また、「ウクライナはロシアのエネルギー関連施設を攻撃しないことで合意」「ロシアも同様の措置をとることで合意」と明らかにしたほか、イランに関しては「イランは取引を望んでいる、迅速に、そして切実に」「米国は交渉の余地を残している」との見解を示した。
・ユーロドルは下値が堅かった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると、23時前に一時1.1523ドルと8月13日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。ただ、米長期金利が低下に転じると買い戻しが優勢となり、2時前に1.1563ドル付近まで持ち直した。
なお、シムカス・リトアニア中銀総裁は「どの会合においても政策対応の可能性を排除することはできない」と述べたほか、カジミール・スロバキア中銀総裁は「次回の政策決定に向けてあらゆる選択肢を検討するが、必要であれば躊躇なく行動を起こす」「インフレのリスクは明らかに上振れ方向に傾いている」などと発言した。
・ユーロ円はドル円につれた動き。22時30分過ぎに一時178.67円まで値を上げたものの、1時過ぎには178.25円まで伸び悩んだ。
・ロンドン株式相場は続伸。原油先物相場の上昇を受けて、BPやシェルなどエネルギー株が買われ、相場の押し上げ要因となった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株も値上がりした。半面、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られ、相場の重しとなった。
・フランクフルト株式相場は反落。AI脅威論を背景に日本や韓国の株式相場が下落すると、独株にも売りが先行。時間外のダウ先物の下落も相場の重しとなった。個別ではホッホティーフ(9.37%安)やシーメンス・エナジー(8.04%安)、インフィニオンテクノロジーズ(7.72%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。英中銀(BOE)や欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測を背景に欧州債に売りが出た。英10年債利回りは一時5.434%前後と2007年7月以来の高水準を付けたほか、独10年債利回りは一時3.555%前後と09年6月以来の高水準を記録した。
(中村)
