ニューヨーク外国為替市場概況・14日 ドル円、反発

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。終値は154.35円と前営業日NY終値(153.61円)と比べて74銭程度のドル高水準だった。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が9割超織り込まれる中、全般ドル買いが先行。WTI原油先物価格が一時1バレル=104ドル台後半まで急伸したことや、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時5.0121%前後と2023年10月以来の高水準を付けたこともドル買いを促した。目先のストップロスを散発的に巻き込むと、23時前に一時155.00円と7日以来の高値を更新した。
 ただ、WTI原油先物相場が100ドル台半ばまで失速し、米10年債利回りが4.93%台まで低下すると上値が重くなった。市場では「目先は急落の引き金となったレベルである5月6日の安値155.04円や3日と4日の安値155.30円がレジスタンスとして意識されている」との声も聞かれ、4時前には153.99円付近まで下押しした。もっとも、米10年債利回りが再び上昇に転じると154.42円付近まで持ち直した。
 なお、トランプ米大統領が「ロシアとウクライナは互いのエネルギー施設を攻撃しないことに同意した」と明らかにしたほか、「イランは取引を望んでいる、迅速に、そして切実に」「米国は交渉の余地を残している」との見解を示したことで、WTI原油先物相場は上げ幅を大きく縮めた。

 ユーロドルは3日続落。終値は1.1549ドルと前営業日NY終値(1.1599ドル)と比べて0.0050ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると、23時前に一時1.1523ドルと8月13日以来約1カ月ぶりの安値を付けたものの、米長期金利が低下に転じると買い戻しが優勢となり、2時前に1.1563ドル付近まで下げ渋った。もっとも、米長期金利が再び上昇に転じると1.1545ドル付近まで押し戻されている。

 ユーロ円は小反発。終値は178.25円と前営業日NY終値(178.11円)と比べて14銭程度のユーロ高水準。22時30分過ぎに一時178.67円まで値を上げたものの、4時前には177.97円付近まで下押しした。ドル円につれた動きとなった。

本日の参考レンジ
ドル円:153.38円 - 155.00円
ユーロドル:1.1523ドル - 1.1612ドル
ユーロ円:177.85円 - 178.67円

(中村)
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