欧州マーケットダイジェスト・30日 株軟調・ユーロ安・円高
(30日終値:31日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.45円(30日15時時点比▲0.16円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=175.58円(▲0.72円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1151ドル(▲0.0034ドル)
FTSE100種総合株価指数:10729.78(前営業日比△7.71)
ドイツ株式指数(DAX):25818.21(▲221.47)
10年物英国債利回り:5.284%(▲0.010%)
10年物独国債利回り:3.322%(▲0.033%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7-9月期独国内総生産(GDP)速報値(季節調整済)
(前期比) 0.2% 0.3%
(前年同期比) 1.2% 1.0%
7-9月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
(前期比) 0.4% 0.6%
(前年同期比) 1.3% 1.2%
9月ユーロ圏失業率
6.5% 6.5%
10月独消費者物価指数(CPI)速報値
(前月比) ▲0.2% 0.6%
(前年比) 2.8% 3.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロ円は下落。アマゾン・ドット・コムやインテルの決算を受け、人工知能(AI)投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まる中、世界的にハイテク株が急落。投資家がリスク回避姿勢を強め、円買い・ユーロ売りが優勢となった。前日の安値175.45円を下抜けると一時175.07円と昨年10月以来1年ぶりの安値を更新した。なお、この日の米株式市場ではハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が3%超急落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が8%超の暴落となった。
ユーロ円以外のクロス円も下落。ポンド円は210.29円、豪ドル円は110.20円、NZドル円は88.34円、カナダドル円は112.42円、スイスフラン円は190.54円、南アフリカランド円は9.40円まで値を下げた。
・ユーロドルはさえない。独長期金利が低下する一方、米長期金利が上昇したことからユーロ売り・ドル買いが先行。10月独消費者物価指数(CPI)速報値が予想を下回ったこともユーロ売りを促し、23時過ぎには一時1.1136ドルと日通し安値を更新した。中東情勢の更なる緊迫や世界的な需給逼迫に対する懸念から、原油先物相場が上昇したことも相場の重し。
ただ、前日に付けた年初来安値1.1105ドルが目先サポートとして意識されるとひとまず下げ渋った。
・ドル円は下げ渋り。日米株価指数の下落などを手掛かりに円買い・ドル売りが先行すると、21時前に一時156.96円と日通し安値を付けたものの、一目均衡表雲下限156.63円がサポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利の上昇も相場を下支えし、1時30分過ぎには157.64円付近まで下げ幅を縮めた。
なお、植田和男日銀総裁はこの日、金融政策決定会合後の会見で「物価の見通しは上振れリスクの方が大きい」「(今後の利上げについて)次回会合も含めて毎回の決定会合で、見通しやリスクを見て決定していく」などと発言。市場では「今後の利上げに関する観測に変更を促す内容ではなかった」と受け止められ、反応は限定的となった。
・ロンドン株式相場は小幅ながら3日続伸。原油先物相場の上昇を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われ、相場を下支えした。半面、アングロ・アメリカンやグレンコアなど素材株が売られ、相場の重しとなった。AI投資の収益化を巡る懸念が改めて意識されているものの、同指数は構成銘柄にAIや半導体関連と位置づけられる銘柄が少なく、悪影響を受けにくかった。
・フランクフルト株式相場は5日ぶりに反落。アマゾン・ドット・コムやインテルの決算を受け、AI投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まる中、世界的にハイテク株が大幅下落。独株にも売りが波及した。前日におよそ2カ月ぶりの高値を更新していただけに、利益確定目的の売りも出やすかった。個別ではシーメンス・エナジー(6.87%安)やインフィニオンテクノロジーズ(6.39%安)、ドイツ銀行(3.45%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。10月独CPI速報値の下振れを受けて、独国債に買いが入った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.45円(30日15時時点比▲0.16円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=175.58円(▲0.72円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1151ドル(▲0.0034ドル)
FTSE100種総合株価指数:10729.78(前営業日比△7.71)
ドイツ株式指数(DAX):25818.21(▲221.47)
10年物英国債利回り:5.284%(▲0.010%)
10年物独国債利回り:3.322%(▲0.033%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7-9月期独国内総生産(GDP)速報値(季節調整済)
(前期比) 0.2% 0.3%
(前年同期比) 1.2% 1.0%
7-9月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
(前期比) 0.4% 0.6%
(前年同期比) 1.3% 1.2%
9月ユーロ圏失業率
6.5% 6.5%
10月独消費者物価指数(CPI)速報値
(前月比) ▲0.2% 0.6%
(前年比) 2.8% 3.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロ円は下落。アマゾン・ドット・コムやインテルの決算を受け、人工知能(AI)投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まる中、世界的にハイテク株が急落。投資家がリスク回避姿勢を強め、円買い・ユーロ売りが優勢となった。前日の安値175.45円を下抜けると一時175.07円と昨年10月以来1年ぶりの安値を更新した。なお、この日の米株式市場ではハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が3%超急落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が8%超の暴落となった。
ユーロ円以外のクロス円も下落。ポンド円は210.29円、豪ドル円は110.20円、NZドル円は88.34円、カナダドル円は112.42円、スイスフラン円は190.54円、南アフリカランド円は9.40円まで値を下げた。
・ユーロドルはさえない。独長期金利が低下する一方、米長期金利が上昇したことからユーロ売り・ドル買いが先行。10月独消費者物価指数(CPI)速報値が予想を下回ったこともユーロ売りを促し、23時過ぎには一時1.1136ドルと日通し安値を更新した。中東情勢の更なる緊迫や世界的な需給逼迫に対する懸念から、原油先物相場が上昇したことも相場の重し。
ただ、前日に付けた年初来安値1.1105ドルが目先サポートとして意識されるとひとまず下げ渋った。
・ドル円は下げ渋り。日米株価指数の下落などを手掛かりに円買い・ドル売りが先行すると、21時前に一時156.96円と日通し安値を付けたものの、一目均衡表雲下限156.63円がサポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利の上昇も相場を下支えし、1時30分過ぎには157.64円付近まで下げ幅を縮めた。
なお、植田和男日銀総裁はこの日、金融政策決定会合後の会見で「物価の見通しは上振れリスクの方が大きい」「(今後の利上げについて)次回会合も含めて毎回の決定会合で、見通しやリスクを見て決定していく」などと発言。市場では「今後の利上げに関する観測に変更を促す内容ではなかった」と受け止められ、反応は限定的となった。
・ロンドン株式相場は小幅ながら3日続伸。原油先物相場の上昇を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われ、相場を下支えした。半面、アングロ・アメリカンやグレンコアなど素材株が売られ、相場の重しとなった。AI投資の収益化を巡る懸念が改めて意識されているものの、同指数は構成銘柄にAIや半導体関連と位置づけられる銘柄が少なく、悪影響を受けにくかった。
・フランクフルト株式相場は5日ぶりに反落。アマゾン・ドット・コムやインテルの決算を受け、AI投資の収益化や持続性を巡る懸念が一段と高まる中、世界的にハイテク株が大幅下落。独株にも売りが波及した。前日におよそ2カ月ぶりの高値を更新していただけに、利益確定目的の売りも出やすかった。個別ではシーメンス・エナジー(6.87%安)やインフィニオンテクノロジーズ(6.39%安)、ドイツ銀行(3.45%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。10月独CPI速報値の下振れを受けて、独国債に買いが入った。
(中村)
