東京外国為替市場概況・17時 ドル円、方向感がない

 13日午後の東京外国為替市場でドル円は方向感のない動き。17時時点では142.25円と15時時点(142.39円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。昨日同様に東京オプションカットの15時を過ぎると市場の動きは慌ただしくなり、時間外の米10年債利回りが3.31%台まで低下したことも後押しとなり、ドル円は昨日安値に並ぶ142.05円までじり安になった。しかしながら、売りが一服すると再び142.40円台まで戻すなど、方向感のない値動きが続いている。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0147ドルと15時時点(1.0138ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。欧州債券市場が売り(利回りは上昇)ではじまると、ユーロドルは一時1.0155ドルまで連れ高となった。しかし、この後の欧米経済指標の発表を控え一方的なユーロ買いの動きにもならず、1.01ドル前半でもみ合いになっている。
 
 ユーロ円ももみ合い。17時時点では144.34円と15時時点(144.36円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。15時過ぎにドル円が弱含むと、ユーロ円も144.15円まで下値を広げた。しかし、ユーロドルに買いが入ると徐々に買い戻され、144円前半でもみ合いになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.05円 - 142.86円
ユーロドル:1.0118ドル - 1.0155ドル
ユーロ円:144.15円 - 144.76円

(松井)
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