欧州マーケットダイジェスト・1日 株高・円高・ユーロ上値重い

(1日終値:2日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.16円(1日15時時点比▲0.35円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.54円(▲0.82円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1724ドル(▲0.0028ドル)
FTSE100種総合株価指数:9446.43(前営業日比△96.00)
ドイツ株式指数(DAX):24113.62(△232.90)
10年物英国債利回り:4.696%(▲0.003%)
10年物独国債利回り:2.713%(△0.002%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
9月英ネーションワイド住宅価格
前月比      0.5%       ▲0.1%
8月スイス小売売上高
(前年同月比) ▲0.2%      0.9%・改
9月スイス製造業PMI
        46.3       49.0
9月仏製造業PMI改定値
        48.2       48.1
9月独製造業PMI改定値
        49.5       48.5
9月ユーロ圏製造業PMI改定値
        49.8       49.5
9月英製造業PMI改定値
        46.2       46.2
9月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
(前年比)   2.2%      2.0%
9月ユーロ圏HICPコア速報値
(前年比)   2.3%      2.3%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円はさえない。米政府機関の一部閉鎖が米経済を下押しするとの懸念を背景に、リスク回避の円買い・ドル売りが先行。9月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が3.2万人減と予想の5.0万人増に反して減少すると全般ドル売りが活発化し、一時146.59円と9月17日以来の安値を付けた。
 ただ、売り一巡後は徐々に買い戻しが優勢となり下げ渋った。9月米ISM製造業景況指数が49.1と予想の49.0をわずかに上回ったことが相場を下支えしたほか、市場では「一目均衡表雲の下限146.80円がサポートとして意識されている」との声が聞かれた。

・ユーロドルは上値が重かった。米政府機関の一部閉鎖によって米経済活動の混乱や米経済指標の発表延期などが予想される中、全般にドル売りが出やすい地合いとなった。日本時間夕刻には一時1.1779ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、ユーロポンドやユーロ円など一部ユーロクロスが下落した影響を受けたため、上値は限定的だった。19時30分過ぎには1.1716ドルまで本日安値を更新した。
 その後、ADP全米雇用報告の下振れを受けて再びドル売りが優勢になると1.1769ドル付近まで上げたものの、すぐに失速。2時前には1.1716ドルまで押し戻されている。

・ユーロ円は軟調。米政府機関の一部閉鎖で米経済活動に混乱が生じるとの懸念からリスク回避の円買いが優勢になると、一時172.31円と日通し安値を更新した。その後の戻りも172.66円付近にとどまった。

・ロンドン株式相場は4日続伸し、史上最高値を更新した。前日の米国株高が投資家心理を支えた。トランプ米政権が米国内での薬価引き下げに向けて米製薬大手ファイザーと合意したと発表したことを受けて、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株に買いが集まった。

・フランクフルト株式相場は4日続伸。前日のダウ平均が史上最高値を更新するなど、米国株相場が底堅く推移すると独株にも買いが波及した。個別ではメルク(10.05%高)やバイエル(4.99%高)、シーメンス・エナジー(4.76%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。

(中村)
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