欧州マーケットダイジェスト・27日 英株最高値・金利低下・ユーロ底堅い

(27日終値:28日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=153.05円(27日15時時点比▲0.07円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=178.12円(△0.10円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1638ドル(△0.0012ドル)
FTSE100種総合株価指数:9653.82(前営業日比△8.20)
ドイツ株式指数(DAX):24308.78(△68.89)
10年物英国債利回り:4.402%(▲0.030%)
10年物独国債利回り:2.616%(▲0.010%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
10月独Ifo企業景況感指数
        88.4       87.7

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。28日の日米首脳会談や28-29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、29-30日の日銀金融政策決定会合など重要イベントを控えて、ポジション調整目的の円買い・ドル売りが先行。21時過ぎに一時152.57円と日通し安値を付けた。
 ただ、前週末の安値152.30円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米国株相場が上昇し、史上最高値を更新したことも相場の支援材料。23時前には153.20円付近まで持ち直した。もっとも、アジア時間に付けた日通し高値153.26円がレジスタンスとして意識されると上昇は一服した。
 なお、片山さつき財務相はベッセント米財務長官と初の対面での会談を行い、「今後も両財務相の間で緊密に協調していくことを確認した」と明らかにした。また、「日本の金融政策は直接的な話題にはならなかった」「日米の為替共同声明は特に機微にわたる話はなかった」と説明した。

・ユーロドルは底堅い動き。日本時間夕刻に一時1.1618ドルと日通し安値を更新したものの、前週末の安値1.1601ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。10月独Ifo企業景況感指数が88.4と予想の88.0を上回ったことも相場の支援材料。21時過ぎに一時1.1651ドルと日通し高値を付けた。ただ、一目均衡表転換線が位置する1.1653ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
 もっとも、28-29日のFOMCや30日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会など重要イベントを控えて、神経質な商いとなり大きな方向感は出なかった。今日これまでの値幅は0.0033ドル程度と小さかった。

・ユーロ円はしっかり。日本時間夕刻に一時177.63円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。23時前には一時178.23円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。ドル円の下げ渋りやユーロドルの上昇、欧米株高に伴う円売り・ユーロ買いが出た。

・ロンドン株式相場は小幅ながら6日続伸し、史上最高値を更新した。前週末の米国株相場が史上最高値を更新したことを受けて投資家心理が改善すると、英株にも買いが入った。ただ、高値警戒感から利益確定の売りも出たため、そのあとは一進一退の展開が続いた。ロイズ・バンキング・グループやバークレイズなど金融株が買われた半面、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られた。

・フランクフルト株式相場は3日続伸。前週末の米国株相場が史上最高値を更新したことを受けて投資家心理が上向くと、独株にも買いが波及した。米中貿易摩擦再燃への警戒感が和らいだことも相場の支援材料。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(2.37%高)やコンチネンタル(1.43%高)、DHLグループ(1.33%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は上昇した。

(中村)
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