欧州マーケットダイジェスト・28日 英株最高値・ユーロ底堅い

(28日終値:29日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=152.17円(28日15時時点比△0.25円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=177.48円(△0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1663ドル(横ばい)
FTSE100種総合株価指数:9696.74(前営業日比△42.92)
ドイツ株式指数(DAX):24278.63(▲30.15)
10年物英国債利回り:4.400%(▲0.002%)
10年物独国債利回り:2.623%(△0.007%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
11月独消費者信頼感指数(Gfk調査)
        ▲24.1     ▲22.5・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は一進一退。日米財務相会談に関する米財務省の声明を受けて円買い・ドル売りが入った半面、片山さつき財務相がベッセント米財務長官との会談について「直接的に金融調節をどうすべきかの話はなかった」と述べたほか、「(日銀による利上げを)促すというようなことではなかったのではないかと思う」との認識を示すと円売り・ドル買いが出た。
 NYの取引時間帯に入ると、米長期金利に一喜一憂する展開。米長期金利が上昇した場面では152.37円付近まで上げたものの、米長期金利が低下に転じると151.86円付近まで下押しした。29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や30日の日銀金融政策決定会合など重要イベントを控えて、神経質な商いとなり大きな方向感は出なかった。

・ユーロドルは底堅い動き。米長期金利の上昇などを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行すると、22時30分前に一時1.1626ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、前日の安値1.1618ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米利下げ観測が高まる一方、ユーロ圏では政策金利が当面据え置かれるとの見方が優勢となる中、ユーロ買い・ドル売りが入りやすい面もあった。米長期金利が低下に転じたことも相場の支援材料となり、2時過ぎに一時1.1669ドルと日通し高値を更新した。

・ユーロ円は下げ渋り。米財務省の声明を受けて「米政府が円安をけん制している」との思惑が浮上すると、全般円買いが先行。18時過ぎに一時177.00円と日通し安値を更新した。
 ただ、片山財務相の発言が伝わると徐々に下値を切り上げる展開に。ユーロドルの持ち直しや米国株高に伴う円売り・ユーロ買いも出て一時177.55円付近まで下げ渋った。

・ロンドン株式相場は7日続伸し、史上最高値を更新した。貿易問題を巡る米中対立の緩和期待や米利下げ観測を背景に、投資家心理が上向くと英株にも買いが入った。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われたほか、HSBCホールディングスやバークレイズなど金融株が値上がりした。

・フランクフルト株式相場は4日ぶりに反落。前日の米株高などを手掛かりに独株にも買いが入ったものの、29日のFOMCや30日のECB定例理事会など重要イベントを前に、買いは長続きしなかった。個別ではシムライズ(4.53%安)やキアゲン(1.72%安)、ドイツ証券取引所(1.67%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。