ニューヨーク外国為替市場概況・17日 ドル円、4日続伸

 17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4日続伸。終値は160.65円と前営業日NY終値(160.43円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、しばらくは160円台前半でのもみ合いが続いていたが、FOMC結果公表後はドル全面高の展開となり、4時30分過ぎに一時160.80円と2024年7月以来約1年11カ月ぶりの高値を更新した。
 米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いたFOMCで市場予想通りFFレートの誘導目標を3.50-3.75%に据え置くことを決めたと発表。声明では「中東紛争に起因する不確実性の高まりにもかかわらず、経済活動は堅調に拡大している」「インフレ率は、委員会の目標である2%に対し依然として高い水準にある」と指摘した。また、同時に公表されたFOMCメンバーによる金利見通し(ドットプロット)では、2026年末時点の中央値が3.750%と前回の3.375%から引き上げられ、年内1回の利上げが示唆された。
 予想の分布は、1人が1回の利下げを見込み、8人が据え置きを予想。また、3人が1回の利上げを見込み、5人が2回の利上げ、1人が3回の利上げを予想した。前回は利上げを見込む参加者はゼロだった。
 なお、ウォーシュFRB議長は就任後初となる会見で「今回は『フォワードガイダンス』を声明文から削除した。現在の政策情勢に適していないということで、我々の間で合意した」と述べたほか、自身のドットプロットを提出しなかったことを明らかにした。また、「おそらく年末までにFRBのコミュニケーション全般を見直す予定。これには記者会見や見通しの点の書き込み、会議、議事録などを含む」と表明した。

 ユーロドルは3営業日ぶりに反落。終値は1.1501ドルと前営業日NY終値(1.1608ドル)と比べて0.0107ドル程度のユーロ安水準だった。FOMC参加者のドットプロットが前回3月の「年内利下げ1回」から「利上げ1回」に転換したことを受けて、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが広がった。4時30分過ぎに一時1.1478ドルと3月31日以来の安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.57と3月31日以来の高値を更新した。
 なお、トランプ米大統領は記者団に対し、「(FOMCについて)彼らが金利を据え置いたのはいいことだ」「(FRBの利上げの可能性について)あり得る」と述べた。

 ユーロ円は4日ぶりに反落。終値は184.77円と前営業日NY終値(186.25円)と比べて1円48銭程度のユーロ安水準。NYの取引時間帯に入り、じり安の展開が続いていたが、FOMC後にユーロドルが急落するとユーロ円にも売りが波及し下げ幅を拡大した。米国株相場の失速も相場の重しとなり、4時30分過ぎに一時184.54円と日通し安値を付けた。

本日の参考レンジ
ドル円:160.12円 - 160.80円
ユーロドル:1.1478ドル - 1.1617ドル
ユーロ円:184.54円 - 186.32円

(中村)
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