10日香港株=続落か、原油先物相場と米長期金利の上昇が重荷

 10日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで続落か。米国とイランの間で攻撃の応酬が激化し、原油先物相場が上昇したことで運用リスクを回避する売りが出ると予想する。米中央軍は8日、イランの石油輸出拠点であるカーグ島周辺やオマーン湾で原油タンカー5隻を攻撃したと発表した。イランによる米軍への攻撃に対する措置という。9日の米原油先物相場は上昇し、一時は約3カ月ぶりの高値を付けた。

 米長期金利の上昇も重荷となりそうだ。米財務省が9日発表した国債買い入れ規模の拡大が市場予想に届かず、供給懸念から米10年債利回りが2023年11月以来の高水準となる4.85%台へ上昇した。米国では10-11日に8月の米卸売物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)が相次いで発表される。15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策判断に影響する可能性があるだけに、市場で次第に様子見ムードが広がる展開があり得る。

 9日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって3営業日続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)、美団(03690)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)がそろって香港終値を下回って引けた。

(金)
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