ニューヨーク外国為替市場概況・24日 ドル円、5日続伸

 24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は5日続伸。終値は158.86円と前営業日NY終値(158.32円)と比べて54銭程度のドル高水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するハマック米クリーブランド連銀総裁はこの日、「インフレ圧力はなお高く、この状況が長引くほど、インフレ率を目標水準に押し下げることは困難になる」と述べたほか、ポールソン米フィラデルフィア連銀総裁は「インフレ抑制のため追加利上げが必要になる可能性がある」などと発言。米連邦準備理事会(FRB)高官からタカ派的な発言が相次ぐ中、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが優勢となった。0時30分過ぎには一時159.04円と2日以来の高値を付けた。市場では「200日移動平均線が位置する158.47円を明確に上抜けたことで、テクニカル的にも買いが入りやすい地合いだ」との声が聞かれた。
 「米国とイランはホルムズ海峡の再開と米国による封鎖解除に向けた段階的合意について協議している」との報道が伝わると、WTI原油先物が急速に伸び悩み、米長期金利が上昇幅を縮小。全般ドル買い圧力が後退し、158.60円台まで下押しする場面もあったが、反応は一時的だった。米長期金利が引けにかけて上昇幅を広げたことも相場を下支えした。
 なお、米長期金利の指標とされる米10年債利回りは一時5.2209%前後と2007年6月以来約19年3カ月ぶりの高水準を記録した。

 ユーロドルは小幅ながら4日続落。終値は1.1380ドルと前営業日NY終値(1.1382ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると、22時30分過ぎに一時1.1359ドルと7月28日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。
 NY午後に入り、「米・イランはホルムズ海峡の再開など段階的合意について協議」との報道が伝わると、1.1392ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、米長期金利が再び上昇傾向を強めると1.1359ドル付近まで押し戻された。

 ユーロ円は上昇。終値は180.79円と前営業日NY終値(180.21円)と比べて58銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると、取引終了間際に一時180.79円と日通し高値を付けた。市場では「日銀の利上げが加速するとの思惑が後退したことで円売り圧力が強まっている」との声が聞かれた。

本日の参考レンジ
ドル円:157.80円 - 159.04円
ユーロドル:1.1359ドル - 1.1399ドル
ユーロ円:179.51円 - 180.79円

(中村)
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