ロンドン為替見通し=ポンド、英経済データをまず見極め ユーロは仏国債の動向が焦点
本日のロンドン為替市場でポンドドルは、まず15時発表の8月英国内総生産(GDP)などを手掛かりに、英中銀の利上げ観測がどこまで保たれるかを探る展開となりそうだ。昨日は、チーフエコノミストのピル英金融政策委員会(MPC)委員が、市場の過度な利上げ織り込みに懐疑的な見方を示した。ユーロドルは引き続き仏国債の動向が焦点。アジア時間に低下幅を広げた米長期金利の行方にも注意したい。
8月英GDPの市場予想は前月比0.1%減。7月は0.4%増とサービス業を中心に伸びを高めたが、3カ月ベースでは生産と建設がそれぞれ弱さを残していた。8月がマイナスとなった場合、サービス業まで鈍ったのか、生産部門の弱さが続いただけなのかで受け止めは変わる。同時発表の鉱工業生産は前月比0.1%減、前年比0.7%増が予想されている。
前述したピル氏は9月会合で利上げを主張した1人だが、14日のバンコクでのイベントでは、今後1年で4回の利上げを見込む市場予想に疑問を呈した。引き締めの必要性は認めつつ、ペースには慎重な立場とみられる。そういった中で、本日の指標が弱ければ利上げ観測の修正が進む可能性はある。
ユーロドルでは、仏国債への警戒がなお残る。独仏10年債の利回り格差は14日にやや縮小し、仏債売りはひとまず落ち着いた。ただ、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は同日、フランスの債務問題は国内で解決すべきだと述べ、ECBによる介入への期待をけん制した。
欧州委員会で経済担当のドムブロウスキス委員はユーロ圏に債務危機の兆しはないとしたが、仏2027年予算の議会での成立は不透明なままだ。独仏債利回り格差が再び拡大するようだと、ユーロの戻りは鈍りそうだ。
アジア株安に伴うリスク回避の米国債買いで、米10年債利回りは時間外取引で5.10%前後まで低下幅を広げた。これがドルの重しとなっているが、米国では利上げ観測が後退したわけではない。欧州時間に米金利低下が一服すれば、ポンドドル、ユーロドルの上値は抑えられやすい。
想定レンジ上限
・ポンドドル、日足一目均衡表・基準線の1.3349ドル
・ユーロドル、2日高値1.1285ドル
想定レンジ下限
・ポンドドル、オセアニア市場でつけた日通し安値1.3186ドル
・ユーロドル、オセアニア市場でつけた日通し安値1.1151ドル
(小針)
8月英GDPの市場予想は前月比0.1%減。7月は0.4%増とサービス業を中心に伸びを高めたが、3カ月ベースでは生産と建設がそれぞれ弱さを残していた。8月がマイナスとなった場合、サービス業まで鈍ったのか、生産部門の弱さが続いただけなのかで受け止めは変わる。同時発表の鉱工業生産は前月比0.1%減、前年比0.7%増が予想されている。
前述したピル氏は9月会合で利上げを主張した1人だが、14日のバンコクでのイベントでは、今後1年で4回の利上げを見込む市場予想に疑問を呈した。引き締めの必要性は認めつつ、ペースには慎重な立場とみられる。そういった中で、本日の指標が弱ければ利上げ観測の修正が進む可能性はある。
ユーロドルでは、仏国債への警戒がなお残る。独仏10年債の利回り格差は14日にやや縮小し、仏債売りはひとまず落ち着いた。ただ、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は同日、フランスの債務問題は国内で解決すべきだと述べ、ECBによる介入への期待をけん制した。
欧州委員会で経済担当のドムブロウスキス委員はユーロ圏に債務危機の兆しはないとしたが、仏2027年予算の議会での成立は不透明なままだ。独仏債利回り格差が再び拡大するようだと、ユーロの戻りは鈍りそうだ。
アジア株安に伴うリスク回避の米国債買いで、米10年債利回りは時間外取引で5.10%前後まで低下幅を広げた。これがドルの重しとなっているが、米国では利上げ観測が後退したわけではない。欧州時間に米金利低下が一服すれば、ポンドドル、ユーロドルの上値は抑えられやすい。
想定レンジ上限
・ポンドドル、日足一目均衡表・基準線の1.3349ドル
・ユーロドル、2日高値1.1285ドル
想定レンジ下限
・ポンドドル、オセアニア市場でつけた日通し安値1.3186ドル
・ユーロドル、オセアニア市場でつけた日通し安値1.1151ドル
(小針)
