ニューヨーク外国為替市場概況・28日 ドル円、4日ぶり小反落

 28日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに小反落。終値は157.84円と前営業日NY終値(157.95円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控える中、米長期金利が上昇すると円売り・ドル買いが先行。中東情勢の不透明感などを背景にWTI原油先物相場が上昇したことも相場の支援材料となり、3時30分頃に一時158.35円と日通し高値を更新した。
 ただ、一目均衡表雲の上限158.44円や200日移動平均線158.54円がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。取引終了間際には一時157.77円付近まで下押しした。
 なお、米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いたFOMCでFFレートの誘導目標を10対2の賛成多数で3.75-4.00%に据え置くことを決めたと発表。据え置きに反対したのはハマック米クリーブランド連銀総裁とクックFRB理事の2人で、今回の会合でFF金利を0.25%引き上げることを主張した。声明では「経済活動は力強いペースで拡大してきた」とし、従来の「底堅いペース」から判断を変えた。また、「インフレ率は依然として高い水準にある。今後、より多くの情報が集まることで、委員会はインフレ率を目標である2%に速やかに戻すために適切な政策スタンスを決定できるだろう」と指摘した。
 ウォーシュFRB議長はFOMC後の会見で「インフレ率は依然として高すぎる」「金融環境は引き締まりつつあるが、『引き締まっている』とまでは言えない」と述べ、年内の利上げに含みを持たせた。市場でも「FRBが12月8-9日のFOMCで0.25%の追加利上げに踏み切る」との声は多く聞かれる。

 ユーロドルは6日ぶりに反発。終値は1.1154ドルと前営業日NY終値(1.1125ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。日本時間夕刻に一時1.1113ドルと14日につけた年初来安値に面合わせしていただけに、明日29日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前にポジション調整目的のユーロ買いが入った。FOMCの結果やウォーシュFRB議長の発言後に全般ドル売りが出ると、一時1.1169ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円は反発。終値は176.05円と前営業日NY終値(175.72円)と比べて33銭程度のユーロ高水準。明日のECB定例理事会を前に持ち高調整目的のユーロ買いが入った。1時30分過ぎには一時176.40円と本日高値を付けた。

本日の参考レンジ
ドル円:157.65円 - 158.35円
ユーロドル:1.1113ドル - 1.1169ドル
ユーロ円:175.41円 - 176.40円

(中村)
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