NY為替見通し=ドル円、中間選挙でブルーウェーブの可能性が上値を抑えるか
本日のメインイベントだった日銀金融政策決定会合と植田日銀総裁の会見が終了したが、ドル円は157円台でもみ合いが続いている。本日のNY市場でも、レンジを大きく抜けるのは難しそうだが、上値の重い展開が予想される。
今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)、欧州中央銀行(ECB)理事会、そして日銀金融政策決定会合など、各中銀の金融政策が注目された。ただ、いずれの中銀も政策金利を据え置いた。日銀も展望レポートでインフレ見通しを上方修正したものの、事前に日銀関係者から複数の報道機関に情報が伝わっていたこともあり、サプライズとなる内容はなかった。
ただ、ドル円の重しとなっているのは、今週発表されたビッグテック(大手IT企業)の決算で、マイクロソフトを除く企業の結果が市場予想を下回ったことだ。また、来週3日に控える米中間選挙では、民主党が上下両院で過半数を握る「ブルーウェーブ」の可能性が現実味を帯びている。民主党が主導権を握れば、「AI分野の規制・ガバナンス強化」「電力インフラやデータセンター建設に対する環境影響評価の厳格化」「独占禁止法(反トラスト法)の適用強化」などが進められる可能性がある。こうした政策が企業活動やAI関連投資の重しになるとの懸念から、中間選挙後に米株がさらに下値を探る展開となれば、ドル売り要因にもなりそうだ。
なお、本日は米国から7-9月期米雇用コスト指数、10月米シカゴ購買部協会景気指数などの経済指標が発表される。ただ、昨日の個人消費支出(PCE)価格指数に対する市場の反応が限られたように、中間選挙を控えていることもあり、経済指標を受けた市場の反応も限定的となるだろう。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、200日移動平均線158.55円から20日高値158.60円が抵抗帯。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、日足一目均衡表・雲下限156.63円。
(松井)
今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)、欧州中央銀行(ECB)理事会、そして日銀金融政策決定会合など、各中銀の金融政策が注目された。ただ、いずれの中銀も政策金利を据え置いた。日銀も展望レポートでインフレ見通しを上方修正したものの、事前に日銀関係者から複数の報道機関に情報が伝わっていたこともあり、サプライズとなる内容はなかった。
ただ、ドル円の重しとなっているのは、今週発表されたビッグテック(大手IT企業)の決算で、マイクロソフトを除く企業の結果が市場予想を下回ったことだ。また、来週3日に控える米中間選挙では、民主党が上下両院で過半数を握る「ブルーウェーブ」の可能性が現実味を帯びている。民主党が主導権を握れば、「AI分野の規制・ガバナンス強化」「電力インフラやデータセンター建設に対する環境影響評価の厳格化」「独占禁止法(反トラスト法)の適用強化」などが進められる可能性がある。こうした政策が企業活動やAI関連投資の重しになるとの懸念から、中間選挙後に米株がさらに下値を探る展開となれば、ドル売り要因にもなりそうだ。
なお、本日は米国から7-9月期米雇用コスト指数、10月米シカゴ購買部協会景気指数などの経済指標が発表される。ただ、昨日の個人消費支出(PCE)価格指数に対する市場の反応が限られたように、中間選挙を控えていることもあり、経済指標を受けた市場の反応も限定的となるだろう。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、200日移動平均線158.55円から20日高値158.60円が抵抗帯。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、日足一目均衡表・雲下限156.63円。
(松井)
