欧州マーケットダイジェスト・10日 株まちまち・金利上昇・ドル高・円安

(10日終値:11日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=159.13円(10日15時時点比△0.79円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.69円(△0.73円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1543ドル(▲0.0011ドル)
FTSE100種総合株価指数:10862.50(前営業日比▲38.59)
ドイツ株式指数(DAX):26323.88(△4.43)
10年物英国債利回り:4.989%(△0.068%)
10年物独国債利回り:3.179%(△0.047%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
7月ノルウェー消費者物価指数(CPI)
(前月比)   1.0%      ▲0.2%
(前年比)   3.0%       2.7%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。中東情勢が再び緊迫化する中、WTI原油先物価格が一時1バレル=81.66ドル前後まで急伸すると、「有事のドル買い」が優勢となった。米長期金利の指標とされる10年債利回りが一時4.7005%前後まで上昇したことも相場の支援材料。前週末の高値158.57円や一目均衡表雲の下限158.94円を上抜けると一時159.16円まで上値を伸ばした。
 なお、「日銀の9月利上げ示唆、7月末の日米協調介入の決め手」との一部報道を受けて158.43円付近まで下押しする場面もあったが、反応は一時的だった。市場では「追加の円買い介入がなく、一段の円高・ドル安を見込んでいた短期勢が円売り・ドル買いに動いている」「高市政権の積極財政姿勢を背景とした財政悪化懸念から円売りが出やすい地合いだ」との指摘があった。

・ユーロドルは頭が重かった。日本時間夕刻に一時1.1566ドル付近まで持ち直したものの、オセアニア時間に付けた日通し高値1.1567ドルが目先レジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。中東情勢の悪化を背景に全般ドル買いが優勢になると、一時1.1541ドルと日通し安値を更新した。

・ユーロ円はドル円につれた動き。欧州勢参入後に円売り・ユーロ買いが強まったあとは183.07円付近まで下押ししたものの、すぐに持ち直した。2時過ぎには一時183.76円と本日高値を更新した。

・ロンドン株式相場は反落。外国為替市場でのポンド高進行が相場の重しとなり反落した。ユニリーバやブリティッシュ・アメリカン・タバコなど生活必需品株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。半面、原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われ、相場を下支えした。

・フランクフルト株式相場は小幅ながら3日続伸し、史上最高値を更新した。ただ、中東情勢が再び緊迫化する中、原油先物相場が底堅く推移すると次第に上値が重くなった。個別ではキアゲン(5.46%高)やアディダス(2.01%高)などが買われた半面、ドイツテレコム(3.24%安)やバイヤスドルフ(2.22%安)などが売られた。

・欧州債券相場は下落。原油高を受けた。

(中村)
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