欧州マーケットダイジェスト・20日 株まちまち・円安・ドル底堅い

(20日終値:21日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=159.04円(20日15時時点比△0.41円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.68円(△0.46円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1674ドル(▲0.0002ドル)
FTSE100種総合株価指数:10748.16(前営業日比△4.81)
ドイツ株式指数(DAX):25983.04(▲108.29)
10年物英国債利回り:5.067%(△0.023%)
10年物独国債利回り:3.259%(▲0.003%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
7月独生産者物価指数(PPI)
(前月比)   1.1%      ▲0.3%
6月ユーロ圏建設支出
(前月比)  ▲1.3%      0.2%・改
(前年比)  ▲0.7%      0.7%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。中東情勢の先行き不透明感から原油先物価格が上昇する中、米長期金利の指標となる10年債利回りが前日の米国債買い入れ倍増発表前の水準を上回り4.71%台まで上昇するとドル買いが優勢となった。超長期債の米30年債利回りも昨日の発表後の低下分を取り戻し、5.26%台まで上昇した。
 「高市政権の積極財政姿勢を背景とした財政悪化懸念から円売りが出やすい地合いだ」との声が聞かれる中、円を売る動きも目立った。ドル円はドル高と円安が進んだことで一時159.10円まで上値を伸ばした。

・ユーロドルは上値が重かった。エネルギー価格の高騰を背景に欧州中央銀行(ECB)が利上げに動くとの観測が根強い中、ユーロ買いが先行すると一時1.1711ドルと5月14日以来の高値を付けた。
 ただ、同日高値の1.1722ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると、1時30分過ぎに1.1669ドルと日通し安値を更新した。
 なお、ベッセント米財務長官が「国債の買い入れ消却(buyback)は発表した40億ドルを上回る可能性がある」などと発言すると一時1.1694ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、反応は限定的だった。

・ユーロ円は堅調。日本の財政懸念を背景とした円売りが出ると一時185.70円と7月30日以来の高値を付けた。なお、ポンド円は216.81円、豪ドル円は113.17円、NZドル円は94.56円、カナダドル円は115.39円まで値を上げた。

・ロンドン株式相場は小幅ながら3日続伸。原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われ、相場の押し上げ要因となった。ただ、中東情勢の先行き不透明感が根強い中、積極的な買いは手控えられた。米国株相場の下落なども相場の重しとなった。

・フランクフルト株式相場は4日続落。中東情勢の先行き不透明感から原油価格が高止まりする中、この日も売りが続いた。米国株相場の下落なども相場の重し。個別ではアディダス(3.14%安)やMTUエアロ・エンジンズ(1.80%安)、ドイツテレコム(1.58%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。

(中村)
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