ニューヨーク外国為替市場概況・4日 ユーロドル、小反落

 4日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは小反落。終値は1.1614ドルと前営業日NY終値(1.1626ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。米労働省が発表した8月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比16.2万人増と予想の5.6万人増を大幅に上回り、過去2カ月分の数値が上方修正されたことが分かるとユーロ売り・ドル買いが先行。一時1.1585ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、前日の安値1.1584ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米長期金利が低下に転じたことも相場の支援材料となり、1時30分前には1.1625ドル付近まで値を戻した。もっとも、米長期金利が再び上昇に転じると1.1609ドル付近まで押し戻された。
 なお、トランプ米大統領は自身のSNSに「米連邦準備理事会(FRB)はその素晴らしい新指導者の下、賢明な対応とる必要がある」「利下げしなければ対米黒字国との貿易を停止する」「米国の金利は世界のどの国よりも低くあるべき」などと投稿し、FRBに利下げを要求した。
 一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するハマック米クリーブランド連銀総裁はSNSに「インフレ率は高すぎる」「行動を起こすべき時だ」と投稿し、利上げの必要性を改めて示した。

 ドル円は3営業日ぶりに反発。終値は156.26円と前営業日NY終値(155.81円)と比べて45銭程度のドル高水準だった。良好な米雇用統計の結果が伝わると全般ドル買いが先行し一時156.75円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速。22時前に155.36円まで急落した。ただ、東京午前と前日に付けた安値155.30円や8月3日の安値155.23円がサポートとして働くと156円台前半まで下げ渋った。
 NY午後に入ると156円台前半で値動きが鈍った。市場では「インフレが何より重要だ。焦点は来週発表される8月米消費者物価指数(CPI)と同月卸売物価指数(PPI)に移った」との声が聞かれた。米国の3連休を前に、積極的な売買が手控えられた面もあった。

 ユーロ円も3日ぶりに反発。終値は181.46円と前営業日NY終値(181.14円)と比べて32銭程度のユーロ高水準。22時前に一時180.23円と8月3日以来約1カ月ぶりの安値を付けたものの、ユーロドルの持ち直しにつれた買いが入ると181.50円付近まで値を戻した。

本日の参考レンジ
ドル円:155.30円 - 156.75円
ユーロドル:1.1585ドル - 1.1633ドル
ユーロ円:180.23円 - 181.96円

(中村)
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